| 公式サイト | 中村記念美術館 |
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| 住所 | 金沢市本多町 |
生憎の雨天の為、本日は室内中心の拝観。最初は中村記念美術館。二階建てだが1階はロビーで、展示は2階のみ。展示のメインは象嵌、蒔絵、陶器等の工芸品。象嵌では山尾光侶(みつとも)の宝尽熨斗押が印象に残っている。5cm立方程の銅製の巾着袋なのだが、口から玉や珊瑚等が溢れそうになっており、活き活きとした感じ。楕円体の胴には飛翔する鶴等の4種類の紋様が象嵌で表され、金色の口紐は、結び目から両端の房迄、詳細に拵えられている。持てる技術を全て集約したような感じ。その他、米沢弘正の小鼓謡本熨斗押の本に施された霞雲、小鼓に施された折鶴の象嵌も見事だった。
蒔絵は、日本三景蒔絵文台・硯箱(作者不明)、魚貝蒔絵脇取盆一組(作者不明)等、派手な作品が大半。特に脇取盆には沢山の種類の魚が活き活きと描かれ、非常に豪華だった。陶器も華やかな作品が多かったが、個人的には野々村仁清の蕪形鉢が印象に残っている。葉付きの蕪の形をしており、中に茶色で葉の絵が描かれている。身の部分の単純な線と、葉のジクザグの曲線が瀟洒な感じだった。尚、絵画は狩野尚信の竹に雀(左右2幅)・布袋図、板谷慶舟の衣通(そとおり)姫、住吉広行の山部赤人、板谷広長の柿本人麻呂(以上、和歌三仙図)等があり、状態は概ね良かった。