| 住所 | 宇和島市御殿町9-14 |
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| 注意事項 | 豊太閤画は期間限定公開 |
博物館の前は偕楽園跡。縮景風池泉回遊式庭園の一部を枯山水風に復元したもの。苔のエリアの中、右端の鶴島から左奥の亀島に向い、粗い砂の川が流れ、亀島の手前で2又に分かれている。鶴島には松が配され、その左脇から手前に水触された石が段に組まれ、右手前には板状の青石の石橋が架けられている。亀島は低い築山の手前に立石を配したもの。手前の玉石のエリアに水が少し残っている。苔が斑になっており、間合いの割に、鶴島と亀島が離れ過ぎている為か、ちょっと殺伐としていた。
1階には甲冑9点、壷2点、皿2枚、刀1振り等、19点が展示されていた。染付山水人物大皿は柿右衛門の作。しかし、染付は赤色ではなく、藍色(コバルト顔料)。壷は備前の大壷で、ルソン壷ではない。刀は来国行の作と伝わるもの。小さな湾りで、フリーハンドで少し震えて引いたような線。少し厚めの沸出来の刃文だった。
中2階には掛軸6幅、蒔絵箱3点、刀1振り等、17点が展示されていた。掛軸の内、5幅は狩野探幽の林和靖、黄庭堅、李白、周茂叔、陶淵明の人物画。紙は薄茶色になり、横皺が散見されるが、絵図は無事。着物の袖が太い線で描かれている。道端(崖?)に腰を下し、滝を見上げる李白像が印象的。刀は河内守国助の作。緩やかな湾り。ボールペンで線を引いた直後に手の腹で撫でたように、所々、刃紋が線状に流れていた(足長丁子?)。
2階には香道箱等の蒔絵箱8点、掛軸1幅、屏風1双が展示されていた。蒔絵箱は松竹梅に橘山、牡丹唐草等の紋様が描かれている。松竹梅に橘山の箱は、手前の松の根元に茶釜があり、その奥の川には向う岸から滝が落ちている。豪華な紋様。牡丹唐草は、茎が二又に分かれ、その先が螺旋状にカールしている。クローバー形の葉が付いており、非常に幾何学的。掛軸は豊太閤画(重文)。教科書等に使われている10頭身程のデフォルメされた豊臣秀吉像。期間限定の公開。80×100cm程。秀吉像の上に円弧を描いた金雲があり、賛文が書かれている。作者は不明だが、狩野派の有力人物と推察されるとの事。縦に3本、紙を張り合わせた(ような?)跡があり、皺が散見され、床の緑色に斑があるが、状態は良い方だった。