| 公式サイト | 毛越寺ホームページ |
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| 住所 | 西磐井郡平泉町 |
観自在王院跡の隣り、道路の向う側、毛越寺に入る。最初は宝物殿。慈覚大師像等、像高20~50cmの仏像が14体、延年の舞の面や衣装等が15点、また、五鈷杵、香炉、経典等が21点展示されていた。その中には阿弥陀堂の阿弥陀の台座の蓮片(2片)等、観自在王院の所有だったものもある。その中で面白かったのは111.6cm、56.0cmの2本の鉄樹(重文)。螺旋状に伸びた枝が印象的。枝というより根のような感じ。当初は金銀等で装飾され、仏具として使われていたらしい。それ以外では、境内発掘調査の壷等の出土品が展示されていた。
1989年再建の本堂には、15m程奥に像高1.2m程の薬師如来が安置されていた。目を閉じ、少しすましたような表情。平安時代作の本物なのか、レプリカなのかは不明。その隣りには仙人、天女の掛け軸が3幅架けられていた。本堂の右後方には庭園の築山。池の反対側から見ないと良く解らないが、約150個の庭石が積まれているらしい。築山の後方を抜けると、左側にピンクの蓮が数本咲いていた。更に進み、明治神宮から分譲されたアヤメ園を抜けると、突き当りには開山堂。7m程奥に像高1m程の慈覚大師坐像が安置されていたが、非常に真新しい。内陣が2000年の改修なので、その際、修復されたものと思われる。

帰路は大泉ヶ池の反対側(北側)。池の水が少し濁っているが、鯉が4~5匹泳いでおり、綺麗な部類。龍頭鷁首の舟が2艘浮んでいたが、舟本体に比べ、龍頭が大きく、アンバランス。無彩色の白木の舟の為、何かお土産の木彫りのような感じで、完全に浮いていた。庭園というより、公園といった感じだが、木々に囲まれ、それなりに落ち着いた雰囲気だっただけに、ちょっと残念。池の北側半分から東側の辺、中島には玉石が敷き詰められ、また、池の東側には州浜が設けられ、緑に中心の風景に良いアクセントを加えていた。
池の中央付近、常行堂の手前、遣水が流れ込んでいたが、日本唯一の平安時代の遺構の遣水との事。復元とは言え、石組の奥から、緑の中、小川のような遣水が池に注ぎ、長閑な感じ。その辺にはリンドウが4~5本咲いていた。1732年再建の常行堂の6m程奥には像高1m程の阿弥陀如来が安置されている。浅い円弧の眉、静かに閉じた目、口、やや団子の鼻。微笑みの2歩手前のような優しい表情。金箔はくすんでいたが、状態は良かった。