| 住所 | 酒田市中町1-14-20 |
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場所は酒田市役所向いの道路沿い。あまり古びた外観ではないので、古い民家を改装した料理屋のようにも見える。入口の右奥は帳場。石膏(?)の人形が置かれている。廻船問屋だった事を偲ばせるのは、この帳場のみ。それ以外は普通の町家の住居。石置杉皮葺屋根なのだが、ちょっと見え難かった。
上の間、中の間には、画僧、市原圓潭(1817~1901)の山水画屏風(6曲1双)が展示されていた。遠景の丸い山の手前に湖のある風景。破れ、シミが散見されるが、破れは余白部分のみの為、全体としては、まあまあの状態。それ以外では五十嵐悌二(1904~75)のダリヤにとんぼ図の掛け軸が展示されていた。白い花弁の縁が茶色くなっており、葉も少し黒ずみ、枯れかけのよう。トンボは支柱の竹竿の上に1匹のみ。ちょっと寂しい構図だが、状態そのものは良かった。奥の台所には石膏の人形。お膳の盛り付けの様子が再現されている。鯛の浜焼きのサンプルは少し白みがかり腐敗したようだったが、里芋等はリアルだった。それ以外の茶の間等の部屋には、火鉢、タンス等が展示されている程度だった。
主屋の奥の土蔵の1階には、算盤、お膳、新庄藩御用書、電話機等の鐙屋使用の品が展示されていた。2階は立入禁止。電話は、1896年(明治29年)、酒田米穀取引所との間を私的に繋いだもの。私的というのが、流石に酒田を代表する廻船問屋だけある。その他、酒田の歴史等の解説ビデオが用意されていた。