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上杉博物館

公式サイト[伝国の杜]米沢市上杉博物館・置賜文化ホール
住所米沢市丸の内

2003/10/13(Mon) 曇り

予定外だったが、上杉本の洛中洛外図(国宝)が公開されていた為(特別展)、松岬公園(米沢城跡)の側の上杉博物館に入った。

折角なので、常設展も参観。米沢入部の際の上杉家の行列、江戸時代の町のジオラマが展示され、米沢市上杉博物館というより、江戸時代を中心とした米沢市の資料館といった感じ。その他、古志田東遺跡の出土品等が展示され、米沢藩の歴史等を紹介したタッチパネルのPC、ミニシアター等があり、小学生の社会見学としては丁度良いが、大人の(有料の)観光対象としてはイマイチ。尚、上杉文華館は休館だった。

早々に常設展を出て、特別展「洛中洛外図屏風 -くらし-」に入る。5組の洛中洛外図が展示されているが、最初は狩野永徳の上杉本。ガラスの50cm程奥に展示されている。1999~2000年の大修復の影響か、金泥、紺、緑青、朱の何れも鮮やか。修復の様子等の解説があり、修復の跡が比較的解り易い部分も解説されていたが、何となく解るような、先入観のような…ちょっと微妙。描かれている人物は約2500人。店先や祭りの活発な様子が中心に描かれ、裏庭=人々の日常生活の様子はあまり描かれていないとの事。尚、上杉本のレプリカも展示されていた。

2番目の町田本(歴博甲本、重文)は1520年代の京都を描いたもの。正確な作者は不明だが、狩野派の作らしい。描かれている人物は約1400人。人々の日常生活の様子が描かれているとの事。絵図は十分読み取れるが、全体的に色がくすんでいる。3番目の高橋本(歴博乙本、重文)は、日常正確の描写は町田本よりは少なめ。描かれている人物は約1000人。金雲が多く、躍動感に欠けるとの事だが、確かに遠目に見ると、町全体が煙に包まれている感じ。緑青、紺の多くが黒ずんでいるが、全体としては、状態は良い部類。但し、地名・建物を示す名札は全て欠損している。東西の通りを右上りに描いているのは上杉本と同じだが、どの年代の京都を描いたのかは諸説あるらしい。作者は松栄(永徳の父)という説が有力との事だった。

4番目の勝興寺本(重文)は元和年間の頃(1615~1623年)の京を描いたもの。光信か、その周辺の人物(例えば、弟の孝信)の作らしい。他のものより、金雲は少なめで、建物、人物が大きく、クッキリと描かれている。金雲の上に金泥で小さな楕円が多数描かれ、鹿の子、ウロコのような感じ。金泥が少しくすみ、緑青が黒ずんでいるが、全体として状態は良い部類。5番目の歴博E本は、この展示中、最新のもの。流石に状態は良かった。尚、今回の展示作品の他、池田本、舟木本というバージョンもあるとの事だった。

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