回顧2006

◆最良の一年

あえてページをつくって、というほどのものではないが、年ごとに忘却の著しくなるこの頃、「あの年はどんなことがあったか・・・」と後で振り返るときのために残しておくと──。

*福岡国際マラソン
悲願の2時間30分切りを果たせて感無量。「人生でいちばん、幸せな時間」を味わえた最良の年。完走記もまだ完結せぬほど長くなっている・・・。
*スイス旅行
計画していたわけでもなく、突然、思い立って行ってしまった、行くことのできたスイス。今、思うと「なぜスイスだったのか」不思議だが、存分に愉しめた。これも半年経とうというのに、旅行記は未だ集結せず・・・。
*おかげさまで開設5年
ホームページ開設5年目、この一年も、毎回あえぎながらもほぼ週一回のペースで更新を続けることができた。上記の完走記にしろ旅行記にしろ、振り返ってこのホームページに書き記す、書き残しておく作業が楽しい。「一粒で二度、美味しい」楽しみを味わっている。
掲示板を設けてのコミュニケーションができたことも嬉しいことだった。

生涯という言葉があり、本来は一生の涯(はて)という意味のはずであり、多くは故人について使われるが、人はまだまだ生きるつもりの自身に関しても、過去への感慨が深くなる折りに、その言葉を口にするのではないか。生涯を振り返る時、人はおのずと、かりそめにも一生の涯に身を置く心になっている。すでに幾分か、故人になっているのかもしれない。年越しとはそんな折りのひとつである。

人が生涯を振り返る時、いつどこででも、年越しになる。

(2006/12/31 日経新聞文化面「年越し」古井由吉)