ターンAガンダム感想その二

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bullet第六話「忘れられた過去」感想
bullet第七話「貴婦人修行」感想
bullet第八話「ローラの牛」感想
bullet第九話「コレン、ガンダムと叫ぶ」感想
bullet第十話「墓参り」感想

第六話「忘れられた過去」

あらすじ
ミリシャのディアナ拉致計画は失敗に終わった。
部隊を引いた後、ソシエとメシェーはシドとともに新たな兵器の発掘に鉱山にもどる。
ロランはノックスの街に潜り込み、キース、フランに会いに行く。月と地球の関係に
漠然とした不安を覚える月の子供たちだが、ロランはディアナが全てを平和的に解決
してくれると信じることしかできなかった。
グエンとディアナは交渉を続ける。ムーンレィスは地球にある人の住まぬ地があるの
はそこが地球の民の土地でなく、自分たち月の民の者である証であると主張するが、
地球側は月の民は過去地球を捨てた民であり地球に帰還する権利はないという。
ディアナカウンターはミリシャの動きを監視するために鉱山へと向かう。兵器発掘の
秘密を守るため陽動に出るソシエとメシェー。ロランは二人を助けに向かうため武器
を捜すが村にある遺跡にそれはあった。
武器庫で唯一使える武器、ハンマーを手にしたロランの機械人形はMSウォドムを
見事に倒すのだった。

感想、だろうか?
ロランはキースやフランとの会話の中で「自分に何の才能もない」ことに何気なく触れ
ている。キースはパン職人、フランは新聞記者としての職能を持っているのに対し、
ロランには具体的な「何か」といった能力がないことに不安を感じている。
機械人形を動かしたのはムーンレィス降下の際の動乱の中での勢いに流されての事
に過ぎない。その力も月と地球の間の緊張を解く力にはならない。
流れの中、MSで戦うしかできないロランは漠然とした無力感を感じ、そのために彼の
心の中で絶対的な存在であるディアナを頼ろうとするのか?

キエルとディアナのニアミス
ディアナを部屋に案内するときに二人は初めて顔を合わせた、ハズなのにたいした
リアクションがない。二人ともきちんと相手の顔を見ていないのかな?
グエンが途中でディアナの拉致計画を止めたのはディアナの顔を見て何か考える所
があったからかもしれない、と私は思っている。

ソシエ・ハイム
「父の復讐」という目的の下にがむしゃらに動いている感のある彼女。
「ソシエ」という名前はハイム家の姉妹が二人とも職業を持って「社会」に出ることを
願っていた、そのことからつけられた名前だろうか?
そうすると「ハイム」は「家」を意味していると思われるのだが、これは「家族」をイメージ
させる存在のいないロランにとっての「家」なのか?
それともソシエ・ハイムという名前が女性か家庭から社会にでる時代を象徴しているの
かもしれない。
(と、ここまで書いてじゃあ、「キエル」って名前の意味はなんだろう?   と思ったり)

ハンマー!
ガンダムの武器、でハンマーが出てくるというのが素敵すぎ。

さーて、来週のロラン君は
女装である。ダンスのレッスンまでしないといけないのね。
ハリーもグエンと同じようにロランを「ローラ」と女性の名前で呼んでいたしね。
もしかするとハリーが性別を間違えているの?  まさかねえ。

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第七話「貴婦人修行」

あらすじ
ディアナ・ソレルは月と地球の民の間の緊張を解くため、親睦パーティの開催を申し
出る。ロランはグエンの命で、髭のモビルスーツの女性パイロット、ローラとしてパー
ティに参加することになる。ロランの貴婦人修行がはじまった。
パーティ当日、フランたち新聞記者は噂の髭の機械人形のパイロット、ローラを写真に
納めようとし、パンの味を気に入られたキースはディアナカウンターの軍人にパーティ
用のケーキを依頼され、完成させる。
月と地球の民がうちとけることを願うローラはハリーとダンスを踊る。ようやくパーティが
「踊り出す」。ディアナに平和的解決の意志があることを確認し安堵するローラ。
しかし、キースのケーキの台座に隠れていた暗殺者によってディアナが襲われる。
怒りにモビルスーツで暗殺者を捕まえようとするロランだが、取り逃がしてしまう。
しかし、ミリシャのものと思われた暗殺者は酸素呼吸器を落としていったのだった。

感想…
ロランの女装
地球では乙女も一流のパイロットとして活躍している、ところを見せようとした、って
どっちかというとグエンの趣味じゃないのか?
MSのパイロットという意味ではソシエやメシェーでもいいのに…。
メインとしてロランが必要だとしても彼女らを呼ばないというのは、ロランを女装させる
機会をうかがっていたからだろう、そうに違いない(断定)。
キエルも必要以上にグエンがロランに興味を持っていることが多少気にかかるところ
なようだが、ロランをレディとして教育しているときには新しい人形を手に入れた女の子
のように楽しんでいたみたいである。(そういや、誰かを化粧させるときの女の子って何
か楽しそうな感じである)
ロランはロランで月の仲間も帰還してほしいし、地球の人たちが隷属するような形には
なってほしくないため、両者の軍事バランスが一方的なものでないことをハリーに匂わ
せておく(もちろん現時点で事実ではない、ロランはディアナカウンターの軍人にも全
ての事実を伝えているわけではない)。

キースのパン
親方の負傷のために自らの手で焼いたパンを売って親方の家族も支えなければいけ
ないキース。ディアナカウンターの軍人にパンの味を気に入られ、ケーキの制作を依
頼されるが、彼にとっては故郷の軍人であっても親方たち地球人にとっては敵の注文
を受けてもいいのか、と親方の娘にたずねる。彼女は経済的に困難でもあることを理由
にそれを了承するが、それ以上にキースを信頼しているということもあるのだろう。

酸素呼吸器
うーん、これでは暗殺者がどちらか分からん。ケーキの依頼はDCだけど、台座を持って
くるといったのはミリシャなのかDCなのかが分からなかったし。
ハリーとミランもディアナとキエルがうりふたつなことで
分からんといえば、発掘された武器? らしきもの。あれも何の武器だろう?

ソシエとメシェー
「ロランはやるときはやるやつだ」と最初に評したのはメシェーで、前回の活躍で
ソシエお嬢さん的にもそう感じたようである、というか、ロランにソシエが興味あること
を知っているメシェーが二人をたきつけようとしているだけかもしれない。
それでも、「月の女王に逢いたい」というロランのセリフでソシエのロラン評はダウン。

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第八話「ローラの牛」

あらすじ
ソシエとともにホワイトドールでノックス郊外のムーンレィスの居留地境界でのいさかいを
鎮めに来たロラン。そこで月からの帰還民であるクーエンと出会う。彼らに地球の民の
風当たりは強く、DCの軍人は民間人に冷たかった。
キースとフランもその場に居合わせ、月の子供たちとソシエは赤ん坊を抱えたクーエン
の家族のために放置された家畜を手に入れようとする。
ロランは赤ん坊のミルクのための牛を捕まえようとホワイトドールを動かす。
ホワイトドールの動きを不振に感じたポゥたちウァッド隊は家畜を載せたトラックを捕まえ
ようと取り囲む。ロランはクーエンやホワイトドールの技術を守るために投降はできない、
と思った。
そこにハリーが現れ、事態は収まるのだが、家畜をつれかえったクーエンたちに地球の
民はさらに冷たい言葉を浴びせる。その心無い言葉に嫌気の差したロランはみずからが
ムーンレィスであることを宣言するのだった。

感想
グエンにはバレバレ
キエルはロランを正直な少年といい、グエンはその正直さがロランのついている一つの
嘘から来ているといった。グエンは最初からロランがムーンレィスであることに気がつい
ていたのだろうか? 
それならば、ロランをローラとして表に出そうとした意図の半分は分かる。
(残り半分は趣味…)

人々の思惑
月の民の帰還という事件に対し、
最初の襲撃でソシエのように家族を奪われ復讐心に燃えるもの、
土地や財産を守るため、徹底抗戦し、月の民を排除しようとするもの、
グエンのように地球に有利な交渉を成立させようと画策するもの、
できうる限り平和的な解決を望むもの、
様々な思惑が地球人の中で渦巻くように、
ムーンレィスの中にも好戦的な人間や平和的な解決を望むものの思惑が渦巻いている
ようである。ディアナ襲撃犯はもしかすると地球を完全に征服するためにわざと事をおこ
そうとする輩かもしれない。

月の子供たち
先に地球に降りてきた彼らには月の民が大挙して降りてくることによる問題点がまざまざ
と見えているのだろう。彼らには地球に住まうならば地球に溶け込むことが必要である
事が分かっている。だから、DCの一方的な態度には疑問を抱いている。

「ハイムのお嬢さんは素敵だ」
「女の感」とやらで、ロラン、キース、フランの三人に何らかの秘密があると感じ取った
ソシエ。
誤魔化したものの、なおも気になるソシエはフランに問い詰めるがフランもちょっとした
恋愛話で誤魔化そうとする。
上のセリフをロランがいっていた、とロランに気があることがすぐにばれるのか言われる
が、確かに「どっちが?」と聞き返したくはなるわな。
…キエルの方で多分間違いないけど。

ロランの叫び
ロランがDCの軍人を許せないのは大好きな地球の人たちにとって危険な人たちである
から。「軍人」的な発想は事態を戦争へと向かわせてしまうからである。
そして、ムーンレィスによって被害を受けたとはいえ、月の帰還民に対しあまりにも冷た
い地球の人々の言葉もロランにはとてもひどいものに感じた。
混乱したのか思わず自分の正体を明かすロランは、月であれ地球であれ人の命をなん
とも思わない人々と戦うといった。
これはロランが何のために、何と戦うのかを宣言したことになる。
つまり、彼は月の人々も地球の人々も好きなのである。二つの民が諍いを起こすことに
最も心を痛めている。だから、人々が理解しあう上で障害となるもの全てに彼は戦いを
挑む、と宣言したのである。

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第九話「コレン、ガンダムと叫ぶ」

あらすじ
月からの補給物資の中に危険な人物がいた。コレン・ナンダー、冷凍刑から恩赦で
解放されたらしい。彼は独断でマウンテンサイクルに襲撃をかける。
彼は髭のモビルスーツ、「ガンダム」と戦うことを望んでいた。
ロランはその時、ディアナカウンターの基地でハリーに「ローラ」と「ホワイトドール」の
情報を求められ、そして拘束されていた。
ソシエは、ロランがムーンレィスであること、その彼に今まで助けられていたことに屈辱
を感じ、自らホワイトドールを操ろうとする。
それはグエンが彼女の復讐心を利用したものであったのかもしれない。キエルはそん
な彼とともに動いていることに疑問を感じ始める。
コレンの暴走は止まらない。事態を収拾すべくソシエのホワイトドールを出撃させるグエ
ンと「ローラ」を出撃させるためロランを解放するハリー。
ソシエにはまだホワイトドールでの戦闘は無理であった。コレンとの戦闘で気を失った
ソシエの代わりにロランはビームサーベルでコレンのMSを撃退するのだった。

感想
これ、なんだ?(コレン・ナンダー)
だよなあ、ネーミングからして。典型的なおばかの悪役というのもロボットものとしての
盛り上がりには必要だよなあ。
いや、嫌いなキャラじゃないよ、好きなキャラです。
そして、彼が「ガンダム」と叫ぶことでこの作品が「ガンダム」を名乗ることの理由になる。
まあ、F91やヴィクトリーも伝説のMSと似ているから「ガンダム」なのだし。

ちなみにガンダムで「冷凍刑」というと、やっぱり、ライゾウ・カッシュ博士でしょうか?

商魂たくましいキース
ミリシャに自分たちが降下するときに乗ってきたMSを売り込もうとするキース。
目的はもちろんパンを焼く釜を増やすための資金。
MSを持っていることは戦時において力となるのにそれを手放すのは彼が地球人と
して生きることを決心したからであろう。(もちろん、ロラン、フランがそれぞれ別の生き方
を手に入れたことを知っているからできることだけれど)

ハリーも薄々感づいている?
ロラン=ローラではないかということに。だから拘束をするのだし、コレンの問題を処理
するためにロランを解放するのだし。ただ、「ガンダム」のパイロットが女性(ソシエ)であ
ると思い込んでいるコレンがいるので彼の報告か何かでまた、混乱するのではないかな
とも思う。

ソシエの復讐心
彼女の復讐心は父を失った悲しみを、どう処理していいのか分からなくなったところから
生まれている。そして、それはDCの降下によって、家族、財産、土地を失った多くの地
球人たちの気持ちでもある。こうした憎しみの気持ちを簡単に払拭できるほど人の心は
うまくはできていないのである。
で、彼女が憎しみにとらわれてどうしようもない状態になるのか、というとロランが正体を
明かした衝撃に対して「おもいっきりひっぱたいた」程度で済んでしまったり(ムーンレィ
ス憎しならもっとひどい言葉、行為に及ぶと思う)、ロランが駆けつけてすぐに気を失った
り(ロランが来たことで安心したのか?)という点でまだ、救いがあるだろうと思う。
ロランはグエンがソシエの復讐心を利用していることに怒りを覚える、彼はハイム家の
姉妹を危険に合わせたくないのだ。

ビームサーベル(肩に二本)
ガンダムといえば確かにこれ。ガンダムの武器はこれで3つめ
ビームライフル(すぐ壊れた)
ハンマー(これも壊れた)
まだ使えるようなのでこれからのメイン武器だな。

来週のそっくりさん
来週はハイム家の墓参り、キエルとディアナはどこかの童話のように入れ替わりを
やるらしい。

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第十話「墓参り」

あらすじ
ビームサーベルでコレンのモビルスーツを撃退したロラン。ホワイトドールは
確実に力を発揮し始めていた。
ディアナはキエルを招く。互いの姿がそっくりであることにあらためて感心をした
ディアナはキエルとともにお茶を楽しむ。そして、飛行船で視察するための服を
選ぶとき、二人は互いの服を交換する。ディアナは瓜二つのキエルに自分の格
好をさせることで自分の姿が如何様に映るのかを確かめたかったのだ。
そして気まぐれに二人は互いの立場を入れ替える。
キエルとなったディアナは空からディアナカウンターの爆撃の惨状を垣間見、
また、戦災の悲劇を背負うハイム家の人々、父を失ったソシエの怒りと悲しみ、
心を閉ざした母を目の当たりにする。
そしてキエルの姿のままキエルとして、彼女の父の墓の前で心からの謝罪を
行う。それはディアナの真実の心であった。

感想
すねてる
ソシエはムーンレィスがどうとかいってロランにきつく当たっているように見えて
実はただ単にすねているだけなんじゃないだろうか?
彼女がムーンレィスにたいして抱いている怒りは決して不当なものではない。
それが分かっているから、ロランは彼女にも優しいのである。

取り替えっこぷりーづ
ディアナとキエルが着替えるシーン、ローラの貴婦人修行に続いて
「なんか女の子のおしゃれって楽しそう」な感じのシーンだったりする。
二人が入れ替わってからの微妙な会話も絶妙な感じ。
こういう微妙な芝居がきちんとできてる作品ってやっぱりないよなあ。

ローラ、おたおた
ソシエに多少きつく当たられても、ソシエのことを心配している彼は本当に優しい
少年である。ディアナを前に感情をあらわにしてしまう彼女に対しても(ソシエも)間
違ってないと慰めているし。
が、ディアナ(中身はキエル)が飛行船に同情している場面で慌ててしまうあたりが
ディアナさまファンの本領発揮。お茶の準備も自分でやりだしちゃうし。

キース
自分たちの乗ってきたMSフラットを売り、着実にパン屋再建への道を進むキース。
本当はこの作品の主人公は戦いの中心にいるロランより、月から来てこの事態を
両者の中間の気持ちで見守っているキースやフランたち月の子供たちなのかも。

ジョセフ
彼(や多分シド)もロランがムーンレィスと知っている一人。多分ミリシャでも知らない
人の方が多いのだろうな。知られていればロランは間違いなく迫害を受ける。
ただ、「こんぴゅーた」の発音が微妙におかしいのが笑える。

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