アーマード・ナム

-NAM NAM EQUIPMENT-

ここではベトナム戦争中に使用された米軍のボディアーマーを紹介します。
ボディアーマーについて情報がありましたら何でも質問箱!へお願いします!


中央 M1952A BODY ARMOR{M1952Aボディアーマー}

M1952Aボディアーマーは主にベトナム戦争初期から中期の陸軍で使用されていた。
全体の特徴としては色はカーキ系で、両肩にエポレット、両胸にポケットが設置されている。

《M1952Aボディアーマーラベル》


上段 M1969 BODY ARMOR{M1969ボディアーマー初期型}
下段 M1969 BODY ARMOR{M1969ボディアーマー後期型}

M1969ボディアーマーは主に陸軍で使用されていた。
※ベトナム戦争中はM1969ボディアーマー後期型の使用頻度が高い。
M1969ボディアーマー初期型とM1969ボディアーマー後期型の違いは
初期型の両肩にエポレットが設置されているのに対し、
後期型にはエポレットが設置されていない。
全体の特徴としては色はオリーブグリーン系で、3/4インチの襟が付き、
両胸にポケットが設置されている。

このモデルはM1952Aボディアーマーの後継になっている。

《M1969ボディアーマー初期型ラベル》

《M1969ボディアーマー後期型ラベル》

<備考>
本体には12層からなるナイロン繊維(ケプラー)の積層構造になっており、
爆弾等の破片対しては効果があるが、
銃弾、刃物に対してはあまり効果がない。


中央 M1969/70 BODY ARMOR{M1969/70ボディアーマー後期型南べ軍タイプ}

M1969/70ボディアーマー後期型は主にベトナム戦争後期の陸軍で使用されていた。
※ベトナム戦争中はM1969/70ボディアーマー後期型の使用頻度は少ない。
全体の特徴としては色はオリーブグリーン系で、3/4インチのカラー(襟)が付き、
両胸にポケットが設置され、前部の前あわせの部分がベルクロに開閉式になっている。

《M1969/70ボディアーマー後期型南べ軍タイプラベル》

このモデルはM1969ボディアーマーの後継で、
南ベ軍タイプと米軍タイプの2種が存在する。

《M1969/70ボディアーマー後期型米軍タイプラベル》


中央 M1952 BODY ARMOR{M1952ボディアーマー後期型?}

M1952ボディアーマー後期型は主にべトナム戦争初期に海兵隊で使用されていた。
※ベトナム戦争中はM1952ボディアーマー後期型の使用頻度は少ない。
全体の特徴としては色は濃いグリーン系で、
左胸にポケットがあり、下部の裾にはダブルフックワイヤー式の装備を
吊り下げることが出来るアイレットが設置され、
他のボディアーマーと違い前部の前あわせ部分が
フラップが左側で止める作りになっている。

《M1952ボディアーマー後期型ラベル》

このモデルの初期型は前部の前あわせ部分にジッパーが存在していない。




*M1952ボディアーマー最初期型?*

一見するとM1952ボディアーマーに見えるが、 通常のタイプと細部がかなり異なる。 下部の裾にアイレットが無く、 最大の特徴はウエスト部分にあるナイロン製のベルトの存在である。

《M1952ボディアーマー最初期型ラベル》


中央 M1955 BODY ARMOR{M1955ボディアーマー最初期型?}

M1955ボディアーマー最初期型は主にべトナム戦争初期に海兵隊で使用されていた。
※ベトナム戦争中はM1955ボディアーマー最初期型の使用頻度は少ない。
全体の特徴としてはM1952ボディアーマー後期型と同じ濃いグリーン系で、
片肩(右肩)の部分に銃スリングのすべり止め用のストッパー、
左胸にポケットがあり、下部の裾にはダブルフックワイヤー式の装備を
吊り下げることが出来るアイレットが設置されている。
M1955ボディアーマーは別名M1955フラックベストと呼ばれている。

《M1955ボディアーマー最初期型ラベル》

<備考>
本体には硬質のセラミックプレートが入っており、
爆弾等の破片、刃物に対して効果がある。





*セラミックプレート*


中央 M1955 BODY ARMOR{M1955ボディアーマー初期型片肩ストッパータイプ}

M1955ボディアーマー初期型は主にべトナム戦争初期から中期に海兵隊で使用されていた。
※ベトナム戦争中はM1955ボディアーマー初期型の使用頻度が高い。
全体の特徴としてはオリーブグリーン系で、
片肩(右肩)の部分に銃スリングのすべり止め用のストッパー、
左胸にポケットがあり、下部の裾にはダブルフックワイヤー式の装備を
吊り下げることが出来るアイレットが設置されている。

《M1955ボディアーマー初期型片肩ストッパータイプラベル》


上段 M1955 BODY ARMOR{M1955ボディアーマー後期型片肩ストッパータイプ}
下段 M1955 BODY ARMOR{M1955ボディアーマー後期型両肩ストッパーコットンタイプ}

M1955ボディアーマー後期型は主にべトナム戦争後期に海兵隊で使用されていた。
※ベトナム戦争中はM1955ボディアーマー後期型の使用頻度が高い。
M1955ボディアーマー後期型片肩ストッパータイプと
M1955ボディアーマー後期型両肩ストッパーコットンタイプの違いは
後期型片肩ストッパータイプのストッパーが右肩、腹部のポケットのボタンが隠れているのに対し、
後期型両肩ストッパーコットンタイプは両肩、腹部のポケットが露出している。

全体の特徴としてはオリーブグリーン系で、
肩の部分に銃スリングのすべり止め用のストッパー、
左胸にポケット、腹部に大きな2つのポケット
(片肩タイプは蓋は五角形でボタンは隠れており、
両肩タイプは蓋は四角形、ボタンが露出している)、
下部の裾にはダブルフックワイヤー式の装備を
吊り下げることが出来るアイレットが設置されている。
また両肩タイプは襟部に紐を通すはと目が設置されている。

《M1955ボディアーマー後期型片肩ストッパータイプラベル》

《M1955ボディアーマー後期型両肩ストッパーコットンタイプラベル》

M1955ボディアーマー後期型両肩ストッパーコットンタイプは オールナイロン製が存在する。




*M1955ボディアーマー後期型片肩ストッパーナイロンタイプ?*

一見するとM1955ボディアーマー後期型両肩ストッパーコットンタイプに見えるが、 通常のタイプと異なる。両肩ではなく、片肩ストッパーになっており、 ポケットのボタンが平ボタンで露出しているが、 蓋は五角形になっている。

《M1955ボディアーマー後期型片肩ストッパーナイロンタイプラベル》


中央 FLAK PROTECTIVE{航空機搭乗員用アーマー}

航空機搭乗員用(エアクルー)アーマーは主に海軍で使用しており、稀に海兵隊や陸軍で使用されていた。
全体の特徴としては色はカーキ系になっている。

《航空機搭乗員用アーマーラベル》



補足

まずベトナム戦争中の装備は年代や製造会社によっても若干の違いや、試作品なども多く見受けられ、
様々な装備、型番、型式が存在する為、上記の分別は大きく別けていることをご了承下さい。
その為、ここではボディアーマー自体の呼称をM○○○○ BODY ARMORで統一してあります。
型番、型式がわからない場合はそれぞれ(憶測を含む)の名称で記述しています。
またM1955ボディアーマー後期型は正確に分別が出来ない為、
M1955ボディアーマー後期型として一つ体系にしてあります。
※管理人自身深く追求していない為、情報が抜けている可能性があります。
※M1952、M1955、M1969、M1969/70は装備単体、装備一式としての名称を示しています。

M1969ボディアーマー初期型、後期型は1969年以前から製造されていることから、 M1969ボディアーマーの呼称は本来相応しくなく、 制式には3/4カラー・ボディー・アーマーと呼称するのが正しいかもしれません。

M1969ボディアーマーの試作タイプ?としてT66-1という名称のボディアーマーが存在します。

M1969/70ボディアーマー後期型タイプは1970年頃から発注された為と、 M1969ボディアーマーと区別する為、マニア呼称で呼ばれています。 ただしこのタイプからM1969と記載されていることから、 このタイプがM1969ボディアーマーと呼称するのが正しいかもしれません。

M1952ボディアーマー最初期型は最初期型と定義していますが定かではありません。 朝鮮戦争時の資料にはよく見られ、初期型とも違う形である為、最初期型と定義しました。

M1952ボディアーマー後期型は後期型と定義していますが定かではありません。 ある資料にM1952ボディアーマーは前部の前あわせ部分にジッパーが 存在していないとなっていた為、そのタイプを初期型、 ジッパーがあるタイプを後期型と定義しました。

M1955ボディアーマー最初期型は最初期型と定義していますが定かではありません。 素材がM1952ボディアーマー後期型と同系だった為、 最初期型と定義しました。

M1955ボディアーマー後期型片肩ストッパータイプは 1982年頃まで使用されDLAbフものが存在します。 また中には裏地がナイロン製?になっているタイプや、 ジッパーがベロクロに変わってるタイプも存在します。

《M1955ボディアーマー後期型片肩ストッパータイプ80年代ラベル》

M1955ボディアーマー後期型両肩ストッパーコットンタイプは 一説に左利きの人に対応する為、左右にストッパーを設置したとされています。

M1955ボディアーマー後期型両肩ストッパーナイロンタイプは べトナム戦争中に使用されていたかどうかは未確認です。 このタイプは海兵隊予算で独自に発注されたといわれており、 その為かラベル生地や字体が正規品と微妙に異なっており、 正式な発注番号DSAならびにNSNのTAG表示が存在しません。 その為、一説には当時の沖縄製ローカルメイド(?)との噂もあり、 沖縄アーマー(マニア呼称)と呼ばれています。

航空機搭乗員用(エアクルー)アーマーはこの他にチキン・プレート(臆病者の鎧)と呼ばれる ボディアーマーが存在しています。

余談ですがM1955ボディアーマーの後継で1971年頃に新しいタイプのボディアーマーが導入されています。 このタイプの上部はオリーブグリーン系でM1955アーマーの両肩ストッパーになっており、 下部はERDL系で腹部の前後にポケットが配置されています。 一見、80年代に使用されているレンジャーアーマーを想像できます。 試作品ではODの物が存在しているそうです。
またT61-5という名称のボディアーマーが存在します。T66-1に肩パットを装着したような形のもので、 恐らくT66-1と同じく試作タイプだと思われ、河川哨戒艇搭乗員用(PBRクルー)アーマー用だと推測されます。
航空機搭乗員用(エアクルー)アーマーの他に地上部隊・機甲部隊用(CVCクルー)アーマーとしてと VARIABLE BODY ARMOR(可変)ボディアーマーが存在しています。


このページで使用している幾つか画像と文章は【あのよろしの居住区】で掲載されたものを 許可を得て使用しております。

{Special Thanks - Mr.ANO、Mr.JIDAKYU、Mr.KOSETU}